たたみのある暮らし

人と自然にやさしく、日本の気候・風土に適した畳。その特長やお手入れ方法などをご紹介します。

畳のメンテナンス

日頃のお手入れ

畳にとって、ホコリは大敵ですので、こまめに掃除をすることが大切です。
掃除機を使う場合は、畳表に傷がつかないよう編み目にそって、丁寧にかけます。静かに何度もかければ、たいていのホコリはとることができます。畳の清掃には、ほうきが一番適しています。その際、出がらしのお茶っ葉をアク抜きした後、ギュッとしぼり、畳に撒き、お茶っ葉と一緒にたたみの目にそってはきます。はいた後、乾いた雑巾で、から拭きを行います。

また、日差しの柔らかな春と秋には「畳干し」を行います。ホコリやダニの駆除になり衛生的に使用できます。ベランダに立てかけたり、場所が無い場合は畳床と床の間に空き缶などを入れて風を通すだけでも充分です。干す場合は4~5時間程度、畳表を日光に当てないよう裏返しにして行います。

3~5年目

畳が日焼けして変色したり、傷ついてしまったら畳表を裏返しにして張り替える「裏返し」を行います。「裏返し」をした畳の傷みが進んだら、畳床はそのまま生かして新しい畳表に取り替える「表替え」を行います。3~5年を目安に畳縁と表替えを行うことによりお部屋が生まれ変わります。

15~20年目

購入してから15年~20年経過して、畳に適度な弾力性が無くなったり、畳と畳の間に隙間ができてしまったらそろそろ畳床の寿命ですので、「畳替え」を行います。